ベビーカーは赤ちゃんとのお出かけに欠かせないアイテムですが、中古で購入を検討するときに「本当に大丈夫かな?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
価格の安さは魅力的でも、衛生面や安全性など、見えにくいリスクが潜んでいるのも事実です。
この記事では「ベビーカー中古のデメリット9選」と失敗しない選び方をわかりやすく解説し、安心して判断できるようサポートします。
中古ベビーカーの主なデメリット一覧

中古ベビーカーは手頃な価格で手に入る一方で、いくつかのデメリットが存在します。
購入前にこれらの点をしっかり理解しておくことで、後悔のない選択ができます。
この記事では、中古ベビーカーを選ぶ際に気をつけたいポイントを詳しく紹介します。
大切な赤ちゃんが使うものだからこそ、安全性や衛生面には特に注意が必要です。
後悔しないためにも、しっかりとデメリットを把握しておきましょう。
清掃が不十分な可能性がある
中古品の中には、十分なクリーニングがされていないまま出回っているものがあります。
見た目はきれいでも、シートの隙間やフレームの内部にはホコリや汚れが溜まっていることも。
赤ちゃんの健康を守るためにも、衛生面のチェックは怠れません。
安全基準を満たしていない場合がある
古いモデルや海外製のベビーカーには、日本の最新の安全基準を満たしていないものもあります。
ベルトの固定力やブレーキ機能に不備がある場合、思わぬ事故に繋がる可能性も。
購入前には、安全マークや製造年をしっかり確認することが大切です。
保証やサポートが受けられない
中古ベビーカーはメーカー保証の対象外であることがほとんどです。
万が一故障しても、無償修理やサポートを受けられないケースが多く、不安が残ります。
トラブル時の対応を考えると、サポートの有無は大きな違いになります。
劣化や破損の見逃しリスク
フレームのゆがみや車輪の消耗など、目に見えないダメージが潜んでいることもあります。
特に長期間使用されたものは、素材の劣化に注意が必要です。
使用前に必ず動作確認を行い、安全性を確かめましょう。
使い勝手が分かりにくい
説明書が付属していない中古ベビーカーは、使い方が分かりにくいことがあります。
折りたたみ方や調整方法を把握するのに時間がかかることも。
スムーズに使用できるよう、購入前に基本的な操作方法を確認しましょう。
付属品が欠品していることも
中古品では、レインカバーやドリンクホルダーなどの付属品が欠けていることがあります。
機能性や快適性が損なわれる可能性もあるため、必要なアイテムの有無を事前にチェックしましょう。
- レインカバー
- 日よけカバー
- 説明書
- ドリンクホルダー
| 付属品 | 必要性 |
|---|---|
| レインカバー | 突然の雨対策に必須 |
| 説明書 | 正しい操作のために必要 |
| ドリンクホルダー | ママ・パパの利便性アップ |
衛生的に気になる部分がある
赤ちゃんが直接触れる部分に、目に見えない雑菌やカビが残っている可能性も。
シートやベルトは特に注意が必要で、洗浄済みかどうかの確認が欠かせません。
衛生面での不安がある場合は、使用を避けた方が安全です。
リコール対象商品である可能性
中古品の中には、すでにリコール対象となっている製品が含まれていることもあります。
安全上の理由で販売中止になった商品を誤って購入してしまうリスクがあります。
メーカーの公式サイトで、型番や製造番号を確認することが大切です。
モデルが古く部品の入手が困難
古いベビーカーでは、部品交換が必要になっても対応できないことがあります。
タイヤやシートなど、消耗しやすい部分ほど交換部品の確保が重要です。
長く使いたい場合は、部品供給状況もチェックしておきましょう。
中古ベビーカーを選ぶ際の注意点

中古ベビーカーはコスト面で大きなメリットがありますが、選ぶ際には注意が必要です。
使用年数や保管状態を見極めることが、安全・安心な使用につながります。
ここでの判断が、お子さまの安全性と長期間使えるかどうかを左右します。
使用年数と保管状態を確認
まずはベビーカーの年式や使用開始時期を確認してください。
年数が古すぎると、材質の劣化や部品の摩耗が進んでいる可能性があります。
さらに、保管状態が屋内であれば問題は少ないですが、屋外や湿気の多い場所での保管は注意が必要です。
屋外保管だと、金属部分のサビや生地の劣化が進みやすいです。
- 使用年数:取扱説明書や購入レシートなどで確認
- 保管場所:屋内・屋外、湿気や直射日光の有無
- 全体の見た目:サビ・色あせ・破れ・汚れなどの有無
信頼できる販売元を選ぶ
中古品を購入する際は、信頼できる販売元かどうかが重要です。
専門リサイクルショップや認可を受けた業者、ママ友や知人からの直接譲渡など、安心できるルートを選びましょう。
購入履歴や点検歴が明確な販売元は、トラブルを避ける上で心強いです。
可能であれば、販売者に点検・整備記録の提示を求めるのもおすすめです。
衛生面のリスクと対処方法

ベビーカーは赤ちゃんが直接触れるもの。衛生面への配慮は不可欠です。
しっかりしたクリーニングと適切な消毒が、お子さまを守る大切なステップになります。
雑菌やカビの繁殖を防ぐためにも、衛生対策は丁寧に行いましょう。
クリーニングの方法と頻度
使用前には、まず全体を分解できるパーツごとに分けて清掃しましょう。
布製部分は洗濯表示に従い、ぬるま湯と中性洗剤で優しく手洗いするのがベストです。
乾燥は直射日光を避け、風通しの良い日陰で自然乾燥させてください。
クリーニングは使用を始める前に必ず行い、その後も定期的に行うことが理想です。
- 初回清掃:購入後すぐに。
- 定期清掃:使用状況次第だが、毎月〜数ヶ月に一度。
- 洗剤:中性洗剤(漂白剤など強い薬剤は避ける)
消毒に適したアイテムの紹介
布製部分には、アルコール度数70%前後の除菌スプレーがよく使われます。
金属やプラスチック部品には、低刺激タイプのアルコールワイプやエタノール製品が適しています。
強い薬剤より穏やかな除菌剤を選ぶことで、素材へのダメージを防ぎつつ衛生を保てます。
また、自然由来の抗菌スプレーや重曹水などを用いるのも優しい選択肢です。
- アルコール除菌スプレー(70%前後)
- アルコールワイプ(低刺激)
- 自然由来スプレーや重曹水などの柔らかいケア用品
安全面での不安とチェックポイント

中古ベビーカーは構造的な安全性のチェックが欠かせません。
細かな見落としが事故につながることもあるため、慎重に確認してください。
一つ一つのチェックが、お子さまの快適で安全な時間を支えます。
フレームのぐらつきチェック
フレーム部分にガタつきやぐらつきがないか、手で押したり揺らしたりして確認しましょう。
特に折りたたみ構造部分や接合部は、疲労による緩みが生じやすいポイントです。
ここに異常を見つけた場合は、安全性が損なわれている可能性があるため、使用は避けてください。
ブレーキやベルトの動作確認
ブレーキは確実にかかり、解除もスムーズに行えるかを何度か試して確認してください。
ベルト(ハーネス)は摩耗やほつれがないか、バックルがきちんと機能するかを入念にチェックしましょう。
ベルトが緩かったり、バックルが固かったりすると、安全性が大きく損なわれます。
簡単なテストとしては、ベルトを締めた状態で軽く引っ張る、バックルを片手で開閉するなどがあります。
- ブレーキ:確実にロック/解除できるか
- ベルト:摩耗・ほつれ・変色の有無
- バックル:クリック感や開閉のスムーズさ
| チェック項目 | 確認すべきポイント |
|---|---|
| フレーム | ぐらつき、ガタつき、折りたたみの緩み |
| ブレーキ | 確実にロックできるか、解除もスムーズか |
| ベルトとバックル | 摩耗・ほつれ・クリック感や強度 |
中古ベビーカー購入の判断基準

中古のベビーカーを選ぶとき、まず押さえたいのは「価格と状態のバランス」です。
安さだけに惑わされず、実際の使い心地や安全性まで見極めるのが賢い選び方です。
価格だけを見て飛びつくのではなく、状態や機能、さらにはメンテナンス履歴までチェックする必要があります。
次に、「使用目的に合っているかどうか」をしっかり確認しましょう。
通勤や徒歩中心、車移動メインなど、生活スタイルによって最適なタイプは変わるものです。
そのベビーカーが本当にあなたのライフスタイルに寄り添ってくれるかどうかを見極めることが大切です。
価格と状態のバランスを見る
中古ベビーカーを選ぶときは、価格だけでなく、使用感や破損の有無、タイヤの摩耗具合などを総合的にチェックしましょう。
たとえば、見た目はきれいでもホイールの回転が悪い、というような見落としがちなポイントこそ、実際の使用で大きなストレスになります。
試乗が可能であれば必ず行い、押し心地や折りたたみのしやすさを確かめることが重要です。
使用目的に合っているか確認
あなたの生活環境に即した機能性があるかを見極めてください。
例として、狭い商店街やバスでの移動が多い場合、折りたたみのコンパクトさと軽さが重視されます。
一方、公園やアウトドアに出かけることが多いならば、サスペンション付きの大型タイヤで安定性が求められます。
使用シーンを想像し、それに合うスペックがあるかどうかを見逃さないでください。
新品と中古の比較で分かる違い

新品と中古を比較すると、「費用の差と得られるメリット」が明確になります。
もちろん新品は最新の機能や保証がついており、安心感も得られます。
ただし中古は、価格がぐっと下がる一方で、同等の機能を割安で手に入れられる魅力があります。
さらに、「初期不良や保証の安心感」は新品の大きな強みです。
万が一の故障時にリペアや返品交換対応が見込めるのは、新品だからこそ享受できるメリットです。
その安心感と引き換えに、コスト面でどれだけ削減できるかを比較するのが賢明です。
費用の差と得られるメリット
新品と中古での費用差は、時に数万円にも及びます。
新モデルだと最新機能や素材が使われている一方、中古でも人気モデルなら十分な性能を残していることも多いです。
- 新品:高価格・最新機能・保証付き
- 中古:低価格・機能を抑えた旧モデル・保証なしまたは限定的
購入前に、新品・中古どちらにどのメリットを求めるか優先順位を明確にしておくと失敗が減ります。
初期不良や保証の安心感
新品にはメーカー保証や初期不良対応がついており、安心して使い始めることができます。
それに対して中古には返品保証がない場合も多く、購入後のトラブル対応が自己責任になるリスクもあります。
特にシート部分やブレーキなどの重要な部品に問題があると安全性が損なわれるため、保証の有無は必ず確認してください。
中古で買わない方がいいベビーカーの特徴

中古の中にも、購入を避けたほうが良いモデルが存在します。
まずは「海外製の安全基準が不明なモデル」です。
そして、「事故歴があったり、リコール情報が確認できないもの」も注意が必要です。
見た目の価値ではなく、安全と信頼性を最優先に判断することが何より重要です。
海外製の安全基準不明なモデル
海外製品は魅力的なデザインや軽量性が魅力ですが、日本での安全審査を経ていないものもあります。
そのため、ベルトの強度・ロック機構・転倒防止などに問題があるリスクも否定できません。
購入前に、日本の基準に適合しているかどうか、または輸入代理店の保証があるかを必ず確認しましょう。
事故歴やリコール情報が不明なもの
ベビーカーは消耗品であると同時に、安全道具でもあります。
過去に転倒事故や故障が発生していたモデル、あるいはリコール対象になっていたか不明なものは避けるべきです。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| リコール履歴 | メーカーの公式サイトや消費者庁の情報で要確認 |
| 修理歴・改造歴 | 修理証明や改造の有無を出品者に確認する |
これらの安全情報を曖昧なまま購入するのは、リスクが大きすぎます。
中古ベビーカー購入者のリアルな口コミ

中古ベビーカーを選んだ方々の声には、想像以上に“リアル”な感想が詰まっています。
思い出として残したい、コストを抑えたい、環境にもやさしい選択をしたいなど、購入の動機はさまざまです。
満足した点と後悔した点、その両面を知ることで「本当に必要なポイント」が見えてきます。
満足した点と後悔した点
「新品より価格が抑えられて、使い勝手も十分でした」といった満足の声は多く、本当にお得感があったという感想が目立ちます。
しかし、「部品の一部が劣化していて、交換部品が見つからず苦労した」といった後悔の声も少なくありません。
費用対効果の高さと安心感のバランスがポイントです。
購入後に気づいたトラブル事例
実際に購入してからわかったトラブルとして以下のような事例があります。
- 折りたたみ機構が固く、一人で扱いづらかった。
- 布地にカビやシミがあり、衛生面で不安を感じた。
- タイヤの動きが悪くてスムーズに押せなかった。
これらは事前にチェックしておくことで避けられるケースです。
購入前に “使いやすさ” や “清潔さ” をしっかり確認することが、大きな安心につながります。
デメリットを避けるための代替案

中古ベビーカーの懸念を少しでも和らげたい方には、代替案の検討もおすすめです。
ライフスタイルや予算に合わせて「中古+安心」を目指す選択を。
新たな観点から選択肢を増やすことで、より満足度の高い購入につながります。
レンタルサービスの活用
必要な期間だけ利用したいなら、レンタルが賢い選択肢です。
短期間の利用に対しては、購入よりもコストダウンになりますし、メンテナンス済みのきれいな状態で使えることも多いです。
ただし、レンタル料金や延滞料金、送料などの追加費用がかかる点には注意が必要です。
新品のセール時期を狙う
新品購入にこだわるなら、セール時期の活用がコスト面で非常に効果的です。
- 年末年始や大型連休時期に大手ブランドが値下げや割引を実施することが多い。
- アウトレットセールや旧モデル放出のタイミングを狙うと、お得に手に入るチャンスがあります。
タイミングを見極めることで、新品でも中古並みの価格に近づけることが可能です。
中古ベビーカー購入前に確認すべきことまとめ

後悔のない購入をするために、事前の備えと確認が非常に重要です。
チェックポイントを整理しておけば、安心して選ぶことができます。
購入前チェックを怠らず、納得の一台を見つけましょう。
事前チェックリストの作成
購入前に以下の項目をリストにして確認するのが効果的です。
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| フレームの状態 | 歪みや錆、ヒビがないか確認 |
| 布地の清潔さ | シミ・カビの有無、臭いのチェック |
| 折りたたみ機構 | スムーズに動くかどうか確認 |
| タイヤの回転性 | ガタつきや引っかかりがないか確認 |
| 付属品の有無 | サンシェードや収納スペースの有無も確認 |
このリストをもとに、不安な点は販売者に質問しておきましょう。
実物確認のポイント
可能であれば、必ず現物を直接確認するのが安心です。
- 折りたたみや展開の動作を実際に試す。
- 触った感触や走行のスムーズさを確認する。
- ベビーカーの下やタイヤ裏など普段見えづらい部分の汚れもチェック。
実物を見ることで、カタログや写真では見落としがちな“本当の状態”が把握できます。


